台風21号 関西の百貨店や商業施設、軒並み休業 サントリー、ダイキン、マンダムは工場休止

 台風21号の接近を受けて関西の百貨店や商業施設は4日、軒並み営業を朝から見合わせた。鉄道各社の運休が予告されていたことから、従業員や客の安全確保を優先した。

 「誠に勝手ながら臨時休業とさせていただきます」。JR西日本の大阪駅に直結する大丸梅田店(大阪市北区)には、臨時休業を知らせる紙が張り出された。普段は午前10時の開店からにぎわう入り口には、張り紙を見て残念そうに立ち去る訪日外国人客の姿も。通りかかった大阪市内の女性会社員は「従業員の安全確保を考えると仕方がない」と話した。

 同店の広報担当者は「終日休業なので、売り上げがマイナスになるのはやむを得ない。明日以降でカバーしたい」とする。運営するJ・フロントリテイリングは大丸神戸店など関西全8店舗での営業を終日取りやめた。神戸店の臨時休業は、平成7年の阪神大震災以来となった。

 阪急阪神百貨店は関西全12店舗で休業。高島屋や近鉄百貨店も関西の全ての店舗で営業を見合わせた。主要駅に近い商業施設のルクア大阪とグランフロント大阪(いずれも大阪市北区)、あべのキューズモール(同市阿倍野区)なども休業した。

 工場の休止も相次いだ。サントリーがウイスキーの山崎蒸溜所(大阪府島本町)などの操業を休止したほか、ダイキン工業も大阪市の本社や堺市の工場などを臨時休業した。マンダムは兵庫県福崎町の工場などに勤務する約750人を自宅待機させた。

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