関空、異例の早期復旧 台風21号で閉鎖の3日後に第1便

 関西国際空港が台風21号の影響で甚大な被害を受けてから4日で1カ月。9月4日、台風は「非常に強い」勢力を維持したまま関西などに上陸し、記録的な暴風雨と高潮で関空はA滑走路を含む広範囲で浸水。対岸と関空を結ぶ連絡橋には強風に流されたタンカーが衝突し、道路と鉄道が不通になったため、利用者ら約7800人が丸一日以上、関空島内に孤立。空港は完全に機能を失った。

想定超えた被害

 海上空港の弱点を露呈させたのは、大阪港で過去最高の潮位(瞬間値)となる3.29メートルを観測したことだ。高さ2.7メートルの護岸を海水が乗り越えた。

 2つの人工島からなる関空で、被害が大きかったのは対岸に近い1期島。ほとんどの航空会社が利用する第1ターミナルは、地下の電源設備に海水が流れ込み停電した。さらに搭乗橋や手荷物搬送システムも故障したほか、A滑走路は排水ポンプが使えなくなった。

 タンカーが衝突した連絡橋の南側道路は、最大4メートル押されてずれたほか、橋桁が大きく損傷した。

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