「第4のチョコ」まで登場 拡大するチョコ消費、販売好調の理由は?

 これからのシーズン、クリスマスやバレンタイン商戦向けにピンク色のチョコが売り場を席巻することになるかもしれない。

チョコ、突出した伸び

 チョコの市場拡大が止まらない。全日本菓子協会のまとめでは、販売金額は平成15年~22年まで4千億円を超える程度で推移したが、23年以降伸び始め、29年には5500億円に達した。「お菓子の中でチョコの伸び率の高さは突出している」(同協会)といい、さらなる伸びも期待されている。

 背景にあるのは“大人需要”の拡大だ。チョコといえば子供向けお菓子の代表格だったのは一昔前のことで、今や大人向けスイーツに変貌している。そのキーワードはなんと言っても“健康食品化”だ。

 業界関係者が説明する。

 「チョコの原料のカカオには『カカオポリフェノール』が多く含まれ、動脈硬化予防や高血圧の改善に役立ちます。そのカカオの含有量が多いタイプを『ハイカカオチョコ』と呼び、いま、最も人気があるのです」

 また、腸内環境改善に役立つ乳酸菌配合のチョコなど機能性を強化した商品も登場しており、「健康を気遣う男性も含めた大人が積極的にチョコを食べるようになっている」(業界関係者)。

 結果、ここ数年のチョコ旋風が巻き起こったわけだ。

 メーカー側は千載一遇の商機とみてチョコ増産にシフトする。業界大手の明治は約270億円を投じて埼玉・大阪両府県の2工場の生産ラインを増設。「ハイカカオチョコの『チョコレート効果』シリーズなどの生産を手がける」(同社)としている。

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