JR貨物、最終赤字に転落 西日本豪雨影響 中間決算

 JR貨物が30日発表した平成30年9月中間連結決算は、7月の西日本豪雨の被災で長期間の運休を余儀なくされたことが響き、最終損益は13億円の赤字(前年同期は34億円の黒字)に転落した。

 売上高は前年同期比5・9%減の880億円、営業利益は81・6%減の9億円。鉄道事業では大阪北部地震や相次いだ台風、北海道で最大震度7を観測した地震を含め、9月中間期に5007本が運休し、減収額は総額102億円。最大の要因だった西日本豪雨では、7月5日から運休が続き減収額は約90億円に達したほか、トラックなどによる代替輸送の対応経費の21億円を災害による損失として特別損失に計上した。

 これを受け、31年3月期通期業績見通しは売上高が前期比2・3%減の1901億円、営業利益が76・0%減の29億円、最終損益は28億円の赤字(前期は76億円の黒字)へと下方修正。通期の赤字は3期ぶりとなる。西日本豪雨による不通区間解消が10月となったことで、災害影響は10~12月期にも残る。このほか、9月に着工した東京貨物ターミナル駅構内の物流施設開発で、既存施設の撤去費用など23億円を特別損失に計上することから最終損益は赤字を見込んだ。

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