電柱に宅配ロッカー 関電が京都でサービス試行

 関西電力などは1日、電柱に宅配ロッカーを取り付け、近くのマンションの住民に共同利用してもらうサービスを京都府精華町で試験的に始めた。関電管内に約270万本ある電柱を活用した新規ビジネスの創出が狙いで、住民の利用状況やニーズを分析する。関電によると、電柱にロッカーを取り付ける試みは全国で初めて。

 フルタイムシステム(東京都)が製造した高さ1.4メートル、幅50センチ、奥行き60センチのロッカーを3本の電柱に設置。住民は暗証番号やICカードを使い、不在時に届いた荷物を取り出すことができる。ロッカーは遠隔管理され、荷物が届くと住民にメールで通知されるシステムになっている。

 ロッカーを屋外に設置する際、電柱を活用することで電源を確保しやすいメリットがあるという。宅配業者の人手不足で再配達が問題となるなか、関電は「電柱を活用することでロッカーの数が増えれば、業者の負担軽減にもつながる」としている。

 関電が電柱の新たな価値を探るため、平成28年に開催した社外参加のビジネスアイデアコンテストで出た事業案を参考にした。関電などは来年3月15日までサービスの試行を続け、事業性を見極める。

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