アスベスト混入隠ぺいか 米J&J、報道否定

 ロイター通信は14日、米医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が1971年から2000年代初めにかけて、ベビーパウダーに発がん性があるアスベストが混入した事例を把握しながら、隠したと報じた。内部文書などで判明したとしている。

 J&Jは「ロイターの記事は一方的で間違いで扇情的だ。ベビーパウダーは安全で、アスベストを含んでいない」と全面的に否定する声明を出した。報道を受けJ&Jの株価は前日から10%余り急落した。

 ロイターによると、J&Jはベビーパウダーの原料となるタルク(滑石)や商品に少量のアスベストが含まれていた複数のケースを把握。J&J幹部や鉱山経営者、弁護士といった関係者は当局への報告や公表をしなかったという。

 J&Jをめぐっては、タルクを原料に含む商品を使用したことでがんになったと主張する人たちが、消費者への警告を怠ったとして同社を相手取って訴訟を起こしている。(共同)

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