トランプ氏、中国の歩み寄りに自信 ツイッターで「包括的な取引したがっている」 関税引き上げ3月2日と発表

 【ワシントン=塩原永久】トランプ米大統領は14日、中国が米国車に上乗せした報復関税を一時停止したことを評価し、「中国は大規模で包括的な取引をしたがっている」とツイッターに投稿した。米国の対中制裁が打撃となり、「中国経済が想定より減速した」と指摘。今後の貿易協議での中国の歩み寄りに自信を示した。

 中国政府が同日発表した経済指標では、消費の伸び悩みが鮮明になった。トランプ氏は、「米国が中国に仕掛けた貿易戦争が原因だ」と説明する一方、「米国経済はうまくいっている」と述べ、今後の協議では強い景気を維持する米国が優位だとの認識をにじませた。

 中国は米国との対立回避を目指し、米制裁への報復として40%に引き上げた米国車への関税を、引き上げ前の15%に一時的に戻すと発表した。トランプ氏は中国の決定を前向きに評価した上で、米国との取引を望む中国が「比較的すぐに」包括合意へ向けて歩み寄るとの見通しに言及した。

 トランプ氏と中国の習近平国家主席は今月1日のアルゼンチンでの会談で、90日間の貿易協議の延長で合意。その間、米国は来年1月に発動予定だった中国からの2千億ドル(約23兆円)分の輸入品に対する関税の税率引き上げを猶予した。

 米通商代表部(USTR)は14日、90日の猶予期間が終わり、税率を現行の10%から25%に引き上げる期日が、3月2日午前零時に変更されたことを官報を通じて正式に公表した。ロイター通信が報じた。

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