スバル、通期営業益半減 また下方修正、工場停止響く

 SUBARU(スバル)は7日、平成31年3月期の連結営業利益の見通しを従来予想から350億円引き下げ、1850億円(前期比51.2%減)とした。通期業績予想の下方修正は2回目で、国内唯一の生産拠点である群馬製作所の稼働を一時停止したことが主因だ。世界販売計画も引き下げ、3期ぶりに100万台を下回る見通しになった。生産現場を中心に続発した品質関連問題による業績悪化が鮮明になった。

 通期の売上高予想は900億円引き下げ、3兆1200億円(3.5%減)に修正。同時に公表した30年4~12月期連結決算も減収減益だった。

 東京都内で会見した岡田稔明最高財務責任者(CFO)は、1月の工場の稼働停止と当面の生産抑制で約3万台の影響があると明らかにした。「電動パワーステアリング」という部品の不具合が原因で、車を生産できずに販売の機会を失い、業績を下押しした。

 スバルは30年5月に公表した期初予想では、今期の営業利益は3千億円を見込んでいた。しかし、エンジンの基幹部品、バルブスプリングの不具合による大規模リコール(回収・無償修理)などで品質関連費用が膨らみ、11月に2200億円に引き下げた。

 スバルでは29年秋から、新車製造の最終工程である「完成検査」をめぐる不正の数々が発覚。大規模リコール、工場停止と群馬製作所を舞台に問題が相次ぐ。

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