止まらぬファーウェイ離れ… アマゾン直販停止、中古スマホ店も買い取り中止へ 「P30」発売もブースの客はまばら

 米政府による中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)への禁輸措置を受けて、中古スマートフォン販売を手がけるゲオホールディングスは25日からファーウェイ製品の買い取りを中止した。24日には携帯会社を選べる「SIMフリー」版のスマホが一部の家電量販店などで発売されたが、アマゾンジャパンも直販を停止するなど、「ファーウェイ離れ」は止まらない。

 ゲオホールディングス広報部によると、25日から国内の全店舗でスマホやタブレット端末などファーウェイの全ての商品を買い取り中止にした。同社は「一連の報道を受けてしばらく様子を見てみる」とコメントした。すでに買い取った商品の販売は行うという。

 24日、ゲオモバイルアキバ店に足を運ぶと、ファーウェイ製の陳列棚を眺める40代男性がいた。購入を検討しているのか尋ねると、「ないですね。データが盗まれたり、事件があるかもしれないと考えたら…。タブレット端末はファーウェイでしたけど、もう他社製品に買い替えました」と話す。

 米グーグルがソフトの提供を停止したことで、ファーウェイの新製品では基本ソフト(OS)の最新版が使えない懸念もある。

 ファーウェイ製のスマホを使っているという40代女性は「これまで使ってきたOSが変わるとさすがに不便なので、次は別のメーカーに替えるでしょうね。セキュリティーの問題は他の中国製も同じだと思いますが、サービスが大きく変わると困ります」と話していた。

 中古スマホを扱う「携帯市場」のサイトをみると、25日朝の時点でファーウェイ製スマホの買い取り価格はいずれも100円だった。韓国サムスン電子の「ギャラクシー」は数千円から高いものでは5万円を超える価格も提示されていた。

 アマゾンもファーウェイ製品の直販を停止。製品の説明欄には「本製品はOS(オペレーションシステム)等についての懸念が発生しています」と表示されている。

 こうしたなか、24日には、ファーウェイ製スマホ「P30」シリーズのSIMフリー版が発売された。都内の大手家電量販店を訪れてみると、ファーウェイのブースは10分間に数人が足を止めるといった様子で、隣の他社メーカーのブースには常時20人ほどの客が出入りしていた。

 ファーウェイのブースで熱心に話を聞いていた男性(34)に店舗の外で声を掛けてみると、「(店員に)『どうなるか分からない』って言われました」と落胆の様子。男性は大型連休明けに海外から「P30Pro(プロ)」をすでに購入済みだというが、米グーグルのサービスが使えるのかなどを問い合わせていたという。

 今回の問題について、「心配というか…う~ん…ガックリですかね…。カメラは他社製品に比べて群を抜いていいんですよ。カメラを買ったと言ってもいいくらいの性能です」と、その性能を披露しながら語ってくれた。

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