LINE証券がサービス開始 少額取引で囲い込み加速

 無料通信アプリのLINE(ライン)と野村ホールディングス(HD)が共同で設立したLINE証券(東京都品川区)は20日、スマートフォン向けの投資サービス「LINE証券」を開始したと発表した。LINE証券が選別した100銘柄を1株単位から少額で売買できるなど、未経験者や若年層を取り込む。LINEは金融分野を戦略的事業と位置付け、通信アプリで得た8100万人の会員を基盤に、LINE経済圏の構築を加速させる。

 「働く世代の利用者に寄り添い、資産運用を身近なものにしていく」

 同日、都内で開かれた記者会見で、LINEの金融子会社LINEフィナンシャル(東京都品川区)の斉藤哲彦社長は力を込めた。

 LINE証券は時価総額や配当利回りなどから100銘柄を選定したほか、9種類の国内上場投資信託(ETF)を取り扱う。1株、1口単位で売買ができるため、数百円から取引でき、3千円以下の株も多く選んだ。操作性にもこだわり、LINEのアプリ上で約30秒で取引が完了する。米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」搭載の端末から始め、今後、米アップルの「iOS」にも対応する。

 スマホ決済「LINEペイ」からも利用できるなど、ほかのLINEの金融サービスとも連動する。LINEは少額保険や信用スコア事業なども手がけ、来年度には銀行も開業する予定。LINE証券は投資サービスとしてLINE経済圏の一角を担う。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ