アサヒビール、焼酎ブランド「かのか」を拡充

 アサヒビールは20日、家庭向け焼酎「かのか」ブランドの芋焼酎カテゴリーを刷新し、「芋焼酎 かのか 濃醇(のうじゅん)まろやか仕立て」と「芋焼酎 かのか 華やかすっきり仕立て」の2品を9月3日に全国発売すると発表した。10月の消費税増税後は節約志向が高まるとみて、本格焼酎に負けない味わいと値頃感で、縮小気味の焼酎市場を活性化させ、前年比3%増の363万箱(720ミリリットル12本換算)の目標達成を狙う。

 「かのか」ブランドは甲類焼酎と乙類焼酎を混ぜた「混和焼酎」に分類され、原料由来の味わいとすっきりした飲み口が特徴だ。かのかは麦焼酎、芋焼酎、米焼酎などで展開し、混和焼酎ブランドとしてはトップシェアを握るが、販売数量のほとんどが麦焼酎で芋焼酎の強化が課題だった。

 今回の芋焼酎の刷新では商品ラインアップを見直した。味わいへの消費者ニーズが濃厚系とすっきり系の2つに分けられることから、品目数を従来の3品目展開から2品目展開へと絞り込み、味わいが伝わりやすい名称にするなど、選びやすくしたという。

 2品共通で4リットルペットボトル(参考小売価格税抜き2830円)と1・8リットル紙パック(同1450円)を用意。「濃醇まろやか仕立て」には900ミリリットル紙パック(同780円)と220ミリリットルペットボトル(同220円)もそろえ、エントリー層の獲得をねらう。

 中心顧客が50~70代の焼酎市場は昨年から縮小傾向にある。アサヒビール洋酒・焼酎マーケティング部の渡部友一郎次長は「節約志向が高まると手頃感へのニーズも高くなる」として、大型容器への期待を寄せる。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ