“シニア検定”を提案、コミュニケーション力の有無など判定

一生働く!雇用編・アレックスソリューションズ

 ITと教育サービスで「留学生を生かす」ことを掲げてグローバルエンジニアリング事業、海外研修事業などを展開するアレックスソリューションズ(東京都港区、大野雅宏代表)は、夕刊フジ主催の「人材企業交流会」に参加。シニア人材について斬新なアイデアを提案した。

 ■レベル見極めミスマッチ減少も

 シニア人材を扱う企業は、若年層とシニア層がともに働く場合、若い世代の方が気を使いやりづらいという課題がある。交流会でもその点を挙げる参加者が多かった。

 外国人留学生などの就労に精通している同社・大野氏(43)は、雇用のダイバシティーの観点からシニア人材についてユニークな持論を展開した。

 「その感覚は、弊社が外国人を採用・活用するときと同じです。外国人だから、シニアだからとかではなく『一人材』として考えればいい。そのうえで“シニアのレベル”がわかるような、例えば『シニア検定』のようなものがあって、IT知識や語学などさまざまな要素がすぐわかるものがあればマッチングしやすいと思います」

 各人材派遣会社が、独自で使うシニア人材に対してのレベル・グレードなどがわかる基準はあるかもしれないが、誰もが使える基準や検定制度は今のところ存在しない。それらがあれば、よりシニア人材の活用がしやすくなり、ミスマッチも減るはずだと大野氏は提案する。

 ■マインドチェンジの必要性

 では、「シニア検定」なるものをつくるなら、どのような能力や項目がわかればいいのか。

 「後進育成をする際、上から目線ではないコーチングができるか、自身の経験などを生かし自慢にならないようアドバイスができるか。コミュニケーション力の有無、向学心の高さなどのレベルがわかると良いと思いますね」(大野氏)

 “バックパッカー精神”あふれる多くの留学生を積極的に採用している同社。シニア世代も多様な価値観を受け入れられるよう、マインドチェンジの必要性を大野氏は説く。

 シニア人材を扱っていない同社・大野氏だからこその斬新な提案である「シニア検定」。一考の価値があるかもしれない。(「オレンジ世代」取材班)

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