JR西日本の新社長に長谷川一明氏 「成長と安全」両輪重要

 12月1日付でJR西日本の社長に昇格する長谷川一明(かずあき)副社長(62)。これまで財務、経営企画、鉄道本部と幅広い業務に携わってきた。今後は、成長と安全の両輪を回しつつ、グループ全体のかじ取りを担う。来島(きじま)達夫社長は「国鉄時代から三十数年ともに仕事をしてきた。幅広い知見だけでなく、切れと繊細さも兼ね備えている」と信頼を寄せる。

 座右の銘は「敬意と共感」。相互理解が大切との思いがある。鉄道の現場では厳しい夜間点検作業も目の当たりにした。JR西は深夜帯ダイヤの見直しを検討しており、作業負荷の軽減につなげる計画だ。

 北陸新幹線の敦賀延伸や大阪万博の開催など大きなイベントを控える関西だが、安全対策への姿勢がJR西は問われ続けている。兵庫県尼崎市のJR福知山線脱線事故の対応に当たった経験を踏まえて、会見では改めてこう強調した。

 「鉄道事業の信頼回復に尽力し、被害者の皆さまに真摯(しんし)に向き合う」(黒川信雄)

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