ファーウェイ完全排除せず 欧州5G参入、米反発も

 欧州連合(EU)欧州委員会は29日、第5世代(5G)移動通信システムの安全強化を促す勧告を発表した。中国の華為技術(ファーウェイ)を念頭に、「高リスク」企業の中核部分への参入制限を加盟国に求めたが、完全排除までは要求しなかった。排除を訴える米国が反発しそうだ。

 英政府は28日、5Gシステムにファーウェイの機器を限定的に採用することを容認。同社製品は比較的低コストなことから、通信網の非中核部分での採用が欧州でさらに広がる可能性もある。

 欧州委は、「非EU国」や「国家が背後にいる企業」の危険性を強調し、ファーウェイへの懸念をにじませた。ブルトン欧州委員(域内市場担当)は記者会見で、国家の情報活動に対する国民や組織の協力義務を規定した中国の法律を示唆した上で「われわれは自分たちを守らなければならない」と述べた。

 欧州委は、産業や生活など広範な分野で5G整備が必要と指摘。加盟国に対し、4月末までに安全強化策を整備するよう要請した。システム中核を特定企業に大きく依存しないことも求めた。(共同)

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