東京、大阪に進出も? 広島に国内で唯一の「ピザ自販機」 その実力とは

 「広島に国内唯一のピザの自動販売機がある」。こんな話を耳にして取材を進めると、広島市の中心部・袋町公園(同市中区)の近くにあることが判明した。現場を訪れてみると、「Pizza SELF(ピザセルフ)」と書かれた自販機が。多いときで1日20枚が売れるという“自販機ピザ”は、イタリアのベネチアで自販機用に共同開発して仕入れているという「本場の味」だった。

販売は2種類

 赤、緑、白とイタリアの三色旗を思わせるカラーリングに、とろけたチーズが糸を引いているピザの大きな画像。自販機ならではの24時間いつでも購入できることを表した「24h」のイラストもある。正面にはタッチパネルがあり、その下には「マルゲリータ」(980円)「4種類のチーズ」(1280円)の表示。ピザの自販機以外のなにものでもない。

 さっそく買ってみる。「お金を入れる前にタッチパネルを押してください」との指示に従い、タッチパネルのマルゲリータに触れ、千円札を投入。すると自販機内で動く音がして、画面に「調理しています。しばらくお待ちください」の文字が表れた。

「いつでも食べたい」

 自販機を設置しているのは、もともと平成24年7月に運送・物流会社として創業したイーライン(広島市佐伯区)。約10年前、同社の谷口佳陽(よしはる)社長(44)が「いつでも温かいピザが食べたい」と思ったことがきっかけだった。

 調べたところ、ピザの本場・イタリアで自販機を手がけていたことが判明。しかし、その機種は粉の状態から作っていたため「ピザ生地が発酵していなくてまったくおいしくなかった」(谷口社長)。

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