GDP5期ぶりマイナス 関西経済、中国人客の減少が追い打ち 新型肺炎で回復シナリオ見えず

 大手百貨店の1月度売上高(既存店ベース)は高島屋、大丸松坂屋百貨店、阪急阪神百貨店、近鉄百貨店とも軒並み前年割れ。暖冬による冬物衣料の苦戦に加え、中国人客の減少が響いた。ホテルも中国人客のキャンセルが相次いでいる。

 このほか、感染を防ごうと人混みへの外出を避けることなどで、日本人の消費意欲が冷え込むことを心配する声も。企業活動に影響が出る恐れもあり、オムロンの井垣勉執行役員は1月29日の決算会見で「(中国の)取引先の工場稼働などにどう影響するか分からず、情報収集を進めている」と懸念を示した。

 りそな総研の荒木氏は「訪日客の減少に加え、中国の自動車生産などが停滞し、関西企業からの部品輸出が減るだろう。経済の回復シナリオは不透明になっている」と指摘。1~3月期GDPも、2四半期連続でマイナスになる可能性があるとしている。(山本考志、田村慶子、山口暢彦)

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