通貨危機でも日本に「頭を下げられない」韓国 韓国通貨「ウォン」日本にとっては紙切れ同然

 【お金は知っている】

 「麻生氏、韓日通貨スワップに言及『誰が頭を下げて金を貸すか』」(韓国紙中央日報日本語電子版、3月30日付)。韓国側が期待する日韓通貨スワップ再開に対し、麻生太郎財務相は厳しく突き放した。

 日韓通貨スワップ協定は通貨危機の際に、お互いの通貨を融通し合う取り決めで、中央銀行間の協定が2013年7月に、政府間の協定が15年2月にそれぞれ期限切れになったままだ。

 記事によれば、韓国の丁世均(チョン・セギュン)首相が今月27日、記者懇談会で「(米国に続き)日本との通貨スワップの締結は正しいと考える」と発言したという。麻生氏は韓国側の「再開要求の声」について聞かれて「(金を貸す側が)頭を下げて『借りてほしい』などという話は聞いたことがない」と6、7年前に韓国側に伝えた自身の発言を持ち出した。

 日韓スワップ協定というと、いかにも対等の立場で助け合うかのような印象を与えるが、実質的には日本側の一方的な対韓救済融資枠である。基軸通貨ドル並みに安全な通貨として国際的に信用の高い円は韓国にとっては通貨防衛のための貴重な弾薬になるのだが、韓国でしか通用しない通貨ウォンは日本にとっては紙切れ同然だ。韓国政府が公式に要請しないのに何で日本側が協定再開を申し出る必要があるのか、という麻生氏はスジが通っている。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ