ドコモ口座事件、「3つの違和感」 ドコモが土下座すればいいの?

 9月に入って発生した「ドコモ口座」問題は、1年前の7Pay問題に勝るとも劣らない、日本のデジタル決済に関する重大事件になった。

 ただ、コメント取材を受けたり報道を見聞きしたりしていると、どうにも違和感がつきまとう。この問題の本質を、非テック系メディアは矮小化して捉えているのではないだろうか。

 そこで今回は、その「違和感」をまとめてみたいと思う。

違和感その1:ドコモを土下座させて終わりなのか

 「ドコモ口座問題」という名称から、「ドコモが悪い」という第一印象を受ける。もちろん今回の問題は、NTTドコモの「ドコモ口座」開設に際し、本人確認機能が弱かったことに原因がある。それは間違いない。NTTドコモが、ドコモ口座と銀行口座の接続に際し、厳密な本人確認を行っていれば起きなかった事象だ。ドコモには明確に、課題解決に向けた責任がある。

 そのため、テレビの報道も新聞の報道も、「NTTドコモに問題がある」という論調ばかりだ。

 だが、実際にはそれだけでは問題は起きなかったし、今後の被害も改善しない。ドコモ1社を悪人にしても、問題は解決しないし真相にも辿りつかないのだ、

 今回の問題は、ドコモ口座と「銀行のネット口座振替」の2点が脆弱であったことから発生したものだ。

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