ホリエモンも反応したダイドーの足操作自販機 「エイプリルフールか」「PTAから怒られるヤツ」などツッコミ殺到

 飲料メーカー大手のダイドードリンコは5日、自動販売機の新型コロナウイルスの感染防止対策として、“足”による商品選択ボタンの操作や商品取り出し口フラッパーの開閉が可能になる「足操作自動販売機」の実証実験を開始したと発表。ネットでは、「踏み間違えそう」「蹴られて速攻で壊れそう」などツッコミが殺到する事態となっている。

 使い方は、購入したい商品サンプルの下に表示されている番号に合わせて足もとの商品選択ボタンを押し、 自販機右下のペダルを踏んで取り出し口のフラッパーを開け、商品を取り出す、という手順。通常の自販機と異なるのは、商品選択が足でもできて、取り出し口のフラッパーに手を触れずに済むこと。同社は「接触機会の低減につながり、より安心して商品をご購入いただける」と期待を込める。実験場所は、港区芝浦の同社東京本部。

 ツイッターでは、実業家の堀江貴文氏が「色々と狂ってきているね」と反応しているほか、「エイプリルフールのネタでしょうか」と茶化す一般ユーザーの声も見られるが、コンセプトについては、「コロナ収束した後の世界ではネタ、今はこれが現実」「新型コロナで常識が変わっていく」などと真面目に受け止めるユーザーが大多数だ。

 「へ~やるやん」「これ待ってた!!!」「今どきの工夫で好感持ちました」「こういう時勢だと需要はありそう」「欲しくなくても買っちゃうな~」「コロナが産んだのかもしれない発明!」など好意的な評価も散見され、「手の届かない子どもとかにはいいかも」「手をケガしてたり、不自由な人も居ると思うので、良い試みだと思う」など、コロナ対策以外の効果を期待するコメントもあった。

 しかし、多いのはむしろ「使いにくそう」「難易度高そう」など否定的な意見。「五百円入れて取り出す時に缶落っことして無駄にもう一本買うやつやな」「商品からかなり離れてるから踏み間違えそう」「急に足つったりして欲しいのと違う所押しちゃいそう」「押しにくいと思う… 靴越しの足、そんなに器用じゃないですよね」「これはうまく踏める自信がない…」など、足での押しボタン操作は難しいのではないかとの反応がズラリと並ぶ。いずれも真面目に受け止めたうえでのシビアな見方という印象。

 操作時は必然的に片足立ちになることから、「高齢者はひっくり返りそう」との懸念も見られた。

 また、ボタンのところに書かれた商品番号の文字が小さいことから、「視覚障害者なのでしゃがんで押さなきゃならなくなるかも」「視力の低い人からするとどれが何のボタンなのか、しゃがまないとわからないのでかなり不便」との指摘もあった。

 このほか、耐久性に関しても「すぐにボッコボコに蹴られて動かなくなりそう」「足だと蹴る人がいそうで速攻で壊れそうだけど?」と心配する人が少なくなく、「屋内ならなんとか。屋外はいろいろと無理だろな」と耐候性に課題がありそうだとの書き込みも。

 実用的な問題以外でも「行儀が悪いとPTAから怒られるヤツ」「子供の頃、扇風機を足の指でONして母ちゃんに『行儀悪い』と怒られたの思い出した」と、生活慣習として足で操作することに抵抗があるというユーザーもちらほら。

 「音声認識で番号言って買う事も出来そうだけど」「コカ・コーラ(の自販機)みたいにスマホ操作できるようにしたら万事解決だと思うのだが」「非接触AR(拡張現実)ボタンとか、Kinect(ジェスチャーや音声によって操作する機器)みたいなのでできんかったかな」など、異なるアプローチによるコロナ対策の提案も見受けられた。

 「色々アイデア出してくるね」との反響があるように、自販機での販売が売上の8割以上を占めるダイドードリンコでは、これまでも自販機を通じたコロナ対策に積極的に取り組んでいる。8月には商品選択ボタンや商品取り出し口、コイン投入口、返却口、返却レバーなど自販機の接触部分に抗ウイルス剤を塗布した「抗ウイルス対応自動販売機」を展開。10月下旬からは、マスクや除菌ウェットティッシュなどの公衆衛生用品を自動販売機で販売開始するという。ツッコミが殺到してしまった今回の試みだが、ユーザーからの厳しい意見が、課題を克服し、より実用性、実効性の高いアイデアに昇華させていくヒントになるのかもしれない。

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