ドコモ困った…値下げプラン余地なく、「格安」受け皿もなく

 KDDI(au)の高橋誠社長も同日の記者会見で「国際的に遜色のない料金を出す」と述べており、容量無制限のプランは維持した上で、20ギガ前後のプラン新設などを検討しているとみられる。

 悩ましいのはドコモだ。同社はすでに20ギガに近い30ギガのプランがあり、20ギガのプランを新設するには、プラン全体を見直すことが不可欠とみられる。また、携帯料金に注目が集まる中、格安スマートフォンに顧客が流出することも懸念材料だ。ドコモには、ソフトバンクの「ワイモバイル」やKDDIの「UQモバイル」といった、格安ブランドの受け皿がないからだ。

 値下げの発表も遅れる可能性がある。政府の値下げ圧力が日々強まる中、ソフトバンクやKDDIからは月内か11月中にも発表が行われそうな状況だが、ドコモはNTTによる完全子会社化に向けた株式公開買い付け(TOB)が行われている最中。「TOB期間中は株価に大きく影響する発表はしにくい」(関係者)ともされ、発表はTOB期間が終わる11月16日以降になる可能性が高い。(蕎麦谷里志、高木 克聡)

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