大阪ガス社長に藤原氏 顧客獲得競争激化、新体制で挑む

 大阪ガスは29日、藤原正隆副社長(62)が社長に昇格する人事を発表した。本荘武宏社長(66)は代表権のない会長に、尾崎裕会長(70)は相談役に就く。いずれも来年1月1日付。エリアを超えて激化するガスや電力の顧客獲得競争、脱炭素化に向けた取り組みが課題となっており、新体制で来年度から始まる新しい中期経営計画の策定を進める考えだ。

 藤原氏は法人営業部門が長く、子会社社長を経て平成28年副社長。国内外のエネルギー事業や都市開発などグループ全体の経営戦略を主導した。

 29日の記者会見で藤原氏は「エネルギー事業の競争はさらに激化し、長い戦いになる。脱炭素の取り組みやデジタル化も重要な課題で、来年度からの中期経営計画に具体策を盛り込みたい」と抱負を述べた。

 27年4月に社長に就任した本荘氏は、中部電力と共同出資し、首都圏で電気、ガス販売を手掛ける新会社を設立。米国シェールガス開発会社の買収など、海外事業も展開し国際的なエネルギー企業への成長を目指した。本荘氏は藤原氏について「大局観や実行力、幅広い経験があり、変革期にふさわしい人物」と述べた。

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