関電、18年ぶり減収減益 コロナで販売電力量減少

 関西電力が29日発表した令和2年9月中間連結決算は、売上高が前年同期比8・0%減の1兆5027億円、最終利益は2・4%減の1104億円で減収減益だった。中間期として売上高、最終利益ともに減少したのは平成14年以来18年ぶり。新型コロナウイルス感染拡大の影響で販売電力量が減少したことや、原発が期間中にどの程度稼働したかを示す原子力利用率の低下が響いた。

 電力小売りの全面自由化で新電力との競争が激化したこともマイナス要因となった。大阪市の本店で記者会見した森本孝社長は「全体として電力需要が減少し、大変厳しい状況だ」との認識を示した。

 原子力利用率は4・6ポイント減の43・3%で70億円の減益要因となった。11月に関電の稼働中の原発がゼロになるなど、利用率はさらに低下する見通しだが、森本氏は「現時点で業績への影響を変更するほどではない」と見通した。

 菅義偉首相が2050年までに温室効果ガスの実質排出量をゼロにする目標を表明するなど、脱炭素化の流れが進んでいることにも触れ「世の中は大きく変化している。来年春をめどに中期経営計画を見直したい」と語った。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ