関電、旧取締役1人を提訴へ 役員報酬補填問題で

 関西電力は29日、減額した役員報酬のうち約2億6千万円を退任後に補填(ほてん)していた問題で、八嶋康博元副社長に対して1億7千万円の損害賠償を求めて提訴すると発表した。これらの問題で、関電はすでに歴代会長の森詳介氏や八木誠氏ら旧経営陣5人に19億3600万円の損害賠償請求を起こしており、提訴は6人目となる。

 報酬補填問題を調査したコンプライアンス委員会(委員長・中村直人弁護士)によると、平成27年、会長だった森氏が経営悪化を受け減額した役員報酬の一部補填を指示。森氏、八木氏、八嶋氏が決定に関わり、18人に計約2億6千万円が嘱託報酬として支払われた。

 森本孝社長は29日、「訴訟を起こすのは6人目となったことを重く受け止めている。顧客や社会に迷惑をかけたことをあらためておわびする」と話した。

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