「シン・ゴジラ」めぐる議論に政治家も“参戦” 石破茂元防衛相「自衛隊に防衛出動が下令されるのか、理解ができません」

 公開中のゴジラシリーズ最新作、映画「シン・ゴジラ」(庵野秀明総監督)が話題を呼んでいる。徹底した取材を基に“有事”をリアルに描いた点が魅力で、インターネット上では同作品についての議論が飛び交い、自民党の石破茂元防衛相や民進党の枝野幸男幹事長ら政治家も言及。「見れば語りたくなる映画」(映画ジャーナリストの大高宏雄氏)で、特撮映画として異例の広がりを見せている。

 国内製作は12年ぶりとなる同作品では、東京にゴジラが上陸する事態に、政治家や官僚、自衛官らが懸命に対応する姿が描かれる。緊急災害対策本部の設置、初の防衛出動、無制限の武器使用許可…。入念な取材に基づくリアリティーに満ちた展開が最大の特徴だ。

 配給元の東宝によると、興行収入は6日現在で約61億円。観客動員数は420万人を突破し、「平成ゴジラ」シリーズ以降ではトップに立った。

 映画興行に詳しい大高氏は、「複数回鑑賞するリピーターが非常に多いのが特徴。これは、映像とせりふの情報量が極めて多い上にテンポが速く、1回見ただけでは全体がつかめないことなどのためだ。複数回見ると、より細部が分かり、腑(ふ)に落ちる。そして人に語りたくなる」と分析する。

 映画の総合情報サイト「Yahoo!映画」では、ユーザーが感想を書き込むレビュー数が10日時点で4千件を突破し、昨年公開の「スター・ウォーズ フォースの覚醒」の約3400件を超えた。短文投稿サイトのツイッターなどでも多くの人が登場人物やラストシーンの謎解きを書き込んでおり、「ネットを中心に口コミが勝手に広まっている状態」(東宝宣伝部)だ。

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