平成28年・映画興収ランキング 「君の名は。」213億円 「スターウォーズ/フォースの覚醒」116億円 邦画・洋画の1位

 今年の映画界は、「君の名は。」「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」と興行収入(興収)100億円超のメガヒットが2本も登場、大いに盛り上がった。興行通信社への取材で、邦画、洋画別のランキングがわかった(12月25日時点の推計概算)=別表。

 1位となった「君の名は。」は興収213億円に達し、邦画としては「千と千尋の神隠し」に次ぐ歴代2位の記録を樹立した。

 夢の中で出会った男女が、悲劇を食い止めようと活躍する物語と美しい映像が支持された。映画の舞台を訪れる“聖地巡礼”が流行するなど、さまざまな現象を巻き起こした。

 邦画では、庵野秀明総監督による「シン・ゴジラ」もリアリズムを追求した斬新な内容で、7月末の公開以来大きな話題を集め、81億円と2位を獲得した。トップ10中、「シン・ゴジラ」以外の9本がアニメ作品と漫画を原作とする実写だったのは時代の趨勢だろう。6位の「信長協奏曲」は近年は人気のない時代劇にもかかわらず、46億円の大ヒットを記録し、関係者を驚かせた。

 洋画は、人気シリーズの10年ぶりの新作「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」が興収116億円で堂々の1位。以下、「ズートピア」「ファインディング・ドリー」と3位までをディズニーが独占、トップ10でも半数を占めた。邦画でも8本を東宝が占めており、洋画、邦画ともに寡占化が進んだ印象だ。

 ヒット作の連発で映画界全体の興収も、過去最高だった平成22年(2207億円)を上回ることがほぼ確実。映画製作者連盟では「2300億円に達する可能性もある」としている。

(岡本耕治)

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