アリアナ、自爆テロショックから復活のウラ 「テロに屈しない」と誓う英国民とアーティスト

 【LA発】

 音楽会場に行くのも命がけの、恐ろしい世の中になってきた。

 2年前、パリで米国のロックバンドの公演中に、3人のテロリストが89人の観客を殺害した同時多発テロの記憶も生々しい。去年、米フロリダ州オーランドのゲイ・ナイトクラブでは、侵入した男が銃を乱射し49人を射殺。単独犯としては米史上最悪の惨劇だった。

 そして先月22日、英国のマンチェスター・アリーナで開かれた米歌手アリアナ・グランデ(23)のコンサートで、自爆テロのため22人が尊い命を落とす痛ましい事件が起きた。小柄でキュートなルックス、幅広い音域と豊かな声量、抜群の歌唱力でティーンに人気のアイドルは、アルバム「デンジャラス・ウーマン」の宣伝のため欧州ツアー中だった。

 犠牲者のうち8歳の少女を含め7人が18歳未満で、初めてのコンサートを楽しみにしていた子もいた。迎えに来た父母4人も命を落としている。

 セキュリティーの隙をついた会場の外のロビーでの犯行だけに、今後警備範囲の拡大が必至。子供に公演に行かせるのをためらう親も増えそうで、夏のコンサートシーズンに向け、音楽業界に与えた衝撃も大きい。

 アリアナはツアーを中止。12月に同会場で公演予定だった英バンド「クイーン」のブライアン・メイも中止を発表した。

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