千里セルシー建て替え 若手歌手の聖地、老朽化

 大阪府北部の千里ニュータウン中心部にあり、昭和47年にオープンした大型商業施設「セルシー」(豊中市新千里東町)が、建て替える方向で検討されているという。8月末のテナントへの説明会で、所有者側の東京都内の会社が明らかにした。野外ステージは若手歌手の登竜門として知られ、河合奈保子や松浦亜弥、中川翔子らのほか、AKB48、きゃりーぱみゅぱみゅも歌ったことがある。建物の耐震性に問題があるため、建て替えを判断したとみられる。

 説明会に出席した関係者によると、所有者側は「商業をメインとした新しい施設に建て替えることを検討している。5年先、10年先ではない」と話し、数年後の建て替えの可能性に言及した。

 セルシーは地上6階地下1階で、延べ床面積は約6万5千平方メートル。管理会社の阪急阪神ビルマネジメントによると、かつては衣料品店や雑貨店、飲食店など約100店がテナントとして入っていたが、現在は25店程度に減少している。

 建物に関しては、豊中市が今年3月、一定規模などの建築物について耐震診断を義務づけた改正耐震改修促進法に基づき、「(セルシーは)震度6強から7の地震で倒壊、または崩壊する危険性が高い」とする結果を公表。関係者によると、所有者側がこうした結果をテナントに説明し、賃借契約を更新しなかったため、立ち退いたという。

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