高橋一生投入のNHKvs松下奈緒・山本耕史揃えたテレ朝 朝ドラと帯ドラはさながら関ヶ原

 【トレンドウオッチャー木村和久の世間亭事情】

 テレビ朝日系の帯ドラマ「やすらぎの郷」が終了し、その時間帯を注視していたら、なんと黒柳徹子の半生を描いた「トットちゃん!」が、スタートしました。これでテレ朝は、その時間帯を恒久的帯ドラマ枠とし、朝ドラと対決姿勢を、鮮明にしました。

 視聴率を言えば、朝ドラは安定した20%台で、帯ドラはひと桁台と、ダブルスコア以上の開きがあります。けどNHK側の危機感は相当あります。なにしろ「わろてんか」に、大河ドラマ「女城主直虎」の視聴率を支えた、高橋一生を投入って、通常ドラマの連続出演は、ありえませんから。子役の新井美羽も、大河と朝ドラのダブルで出ているし。NHK局内での役者の使い回しが、甚だしいです。

 一方、追う側の帯ドラ「トットちゃん!」も、松下奈緒と山本耕史という、NHK色の強い俳優を揃え驚いています。山本はNHKの「植木等とのぼせもん」に出ているじゃないですか。もとはと言えば、テレ朝色の強い黒柳徹子は、NHKのオーディションデビューでしたけどね。

 この状況は、東西に激突した「関ヶ原の戦い」が、実は豊臣勢が分かれて戦っていたのと似ています。NHK色の強い俳優が、ふた手に分かれて戦っている、そう見えて仕方ないのです。

 ここで徳川家康ばりに、したたかなのがテレ朝です。ニュースステーション以来、帯番組を作って稼ぐ戦法が素晴らしいです。帯で当たれば、平日5日間放送だから、高視聴率番組が5倍になる。絶頂期のニュースステーションは、100%番組と言われ、テレ朝の売り上げの相当部分を補ったといいます。

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