NHKが「ミッシング・ワーカー」たちの実情を丹念に取材 半年にわたる密着ルポ

 40~50代の働き盛りが長期間にわたり失業する「ミッシング・ワーカー」を特集したNHKスペシャル「消える労働者たち missing workers」が2日午後9時から放送される。

 「ミッシング・ワーカー」とは失業後、さまざまな事情で求職活動をしていない40~50代をさす。雇用統計上の「失業者」に反映されないため、労働市場からは“消えた”存在となっている。日本以外の先進各国でも増加しており、欧米の社会学者らは“消えゆく労働力”の増加に警鐘を鳴らしている。

 日本の40~50代の「失業者」は約72万人だが、専門家の推計で「ミッシング・ワーカー」は約103万人に上るという。

 その背景には非正規労働の急増がある。この世代の非正規労働者は転職を繰り返すうちに、低賃金など条件の良くない仕事しかなくなり、転職に失敗すると八方ふさがりの状況となる。

 また、自身の健康状態や親の介護などが原因で職に就くのが難しくなるケースもあり、その結果、「ミッシング・ワーカー」となってしまうのだ。親の年金などに依存して生活する独身中高年も増えているという。

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