高校生のための「ドラマ甲子園」大賞発表、応募は過去最高を記録

 高校生対象の脚本家発掘プロジェクト「ドラマ甲子園」の第5回大賞授賞式が29日、東京・台場のフジテレビで開かれた。

 大賞作品は、19歳の予備校生、宮嵜(みやざき)瑛太さん(長野県松本市在住)の「キミの墓石を建てに行こう。」。

 昨年10月からCS放送フジテレビONE/TWO/NEXTで脚本を募集。作品は執筆者本人の演出でプロのスタッフがサポート。さらにプロの俳優たちの出演でテレビドラマとして制作、放送されるだけに、今年4月末の締め切りまでに応募数は過去最高を記録した。佳作は、17歳の長尾光倫(わひと)さん(埼玉県在住)の「なんて衝撃的なあなた」。

 宮嵜さんは「私は小さい頃から物語を考え、劇などにして人前で発表することが好きだった。今年2月頃、高校生の終わりに何か一つやり遂げたいと思い応募した。監督としても関わっていけるのはなかなかない機会。(撮影が行われる8月は)悔いのない夏にしたい」と喜びを実感した。

 自分に生きる活力をくれた少女の死。常に無気力だった少年は、前向きに生きていた少女の証を遺すため、少女の後輩とともに彼女らしいお墓を探しに行く…愛するものを失った2人が、その愛したもので結ばれていく絆を描いた切ない感動物語だ。

 宮嵜さんは「お墓は生きた証、思いを寄せられる場所だと思う。タイトルの最後の句点は、高校生最後の区切りの意味を込めた」と明確な受け答え。だが、希望のキャストを聞かれると「名前が同じ瑛太さん」と笑い、女優は「黒島結菜さん。でも1回目で出ているし…」とティーンの素顔を見せた。

 選考委員長を務めた同局の山口真コンテンツ事業局長は「評価ポイントは空気感。各シーンに流れる雰囲気を作者がメガホンを取ることによってうまく映像の中に封じ込めることができたら独特の味わいになるのでは?」と大きな期待を寄せる。

 撮影は全編松本ロケが決定しており、夏休み中の8月いっぱいで完成させる。10月にフジテレビTWOドラマ・アニメで放送予定。

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