昭和の名優、津川雅彦さん死去 愛妻・朝丘雪路さん追うように天国へ

 映画「マルサの女」「ひとひらの雪」など、二枚目から悪役まで幅広い演技で存在感を示した俳優、津川雅彦(本名・加藤雅彦)さんが4日に心不全のため死去していたことが7日、分かった。78歳だった。葬儀・告別式は近親者で行った。肺炎を患いながら3年前から介護していた妻の女優、朝丘雪路さん(享年82)を今年4月に亡くしたばかり。愛妻の後を追うように天国へ旅立った。

 「僕が先に死んで、彼女を残すよりはいい結果になった…」

 45年連れ添った朝丘さんの死去を受けて、肺炎治療のための酸素吸入チューブを鼻に装着し、車いす姿で会見を行ってから2カ月半。関係者によると、東京都内の病院で一人娘の女優、真由子(44)らに看取られ、静かに息を引き取ったという。

 津川さんは、5年前にアルツハイマー型認知症を発症した朝丘さんを、3年半前に施設から引き取り、献身的な介護を続けてきた。自身も昨年秋に肺炎を患い、車いす生活になりながら真由子と朝丘さんの世話をする壮絶な日々を送っていた。

 朝丘さんが4月27日に死去した後はマスコミに知られることなく密葬を執り行い、5月17日に京都の菩提寺で納骨を済ませて、会見に臨んだ。6月22日に首相官邸で行われた安倍晋三首相との懇談会に出席したのが最後の公の場となった。

 7月下旬に会う予定だった関係者は、その直前に津川さんから「体調が優れないので、8月になったら会おう」と延期を申し出る連絡を受けていたという。来年公開の元SMAP・香取慎吾(41)主演映画「凪待ち」(白石和彌監督)に出演のオファーを受けていたが、東北でのロケ撮影だったため体調不良を理由に断っていた。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ