アジア大会を中継しドラマを休止するTBSの神経がわからない

 放送局の編成部は最も権威を持つセクションだと言われる。ただ、いつどこで何を放送するかを決める彼らの判断が、常に正しいとは限らないだろう。作家で五感生活研究所代表の山下柚実氏が指摘する。

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 4年に一度行われるアジア最大のスポーツの祭典 『アジア大会』。インドネシアのジャカルタでは9月2日まで42競技465種目、45か国から参加した選手たちが競い合うデッドヒートが展開されています。TBSでは連日、堂々のゴールデンタイムにLIVE中継。チャンネルをかえている途中にふと、競技の結果が気になり画面をじいっと見つめてしまう人も多いかもしれません。2年後には東京五輪を控えている日本。今、スポーツというコンテンツはとにかく貴重なのでしょう。

 たしかに「予定調和ではない」点こそ、スポーツ中継の最大最強の魅力。見る方はハラハラドキドキ、その競技のルールを知らなくたって自動的・反射的に視線が吸い寄せられてしまう。一方、選手は一回ずつ渾身の力を込め「今・ここ」に立ち向かっていく。それだけに、画面から滲み出す緊迫感は半端ない。マンネリ化したバラエティ番組や同じ出来事ばかり繰り返す情報系番組より格段に人を引き寄せる力があるはず。

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