錦戸亮“科捜研の男”で月9初主演に挑む自然体の思い

 長い歴史を誇る月9初主演ともなると、緊張感や高揚感が入りまじるものだが、錦戸亮(34、関ジャニ∞)は淡々と自然体。内面に秘めたものがあったとしても周囲は気づかない。それが彼の魅力の一つなのかもしれない。

 フジテレビ系月9「トレース~科捜研の男~」(月曜後9・0、初回30分拡大)が7日からスタートする。 

 錦戸演じる真野礼二は、陰惨な過去を持つ影のある科捜研法医研究員。「鑑定結果こそが真実」と語り冷静沈着、他の研究員とは一線を画している。主観や憶測を排除し、刑事であろうと容赦なく反論。闇に葬りさられようとしている真実の欠片を見つけ、亡くなった被害者の思いや無念を明らかにしていく。

 取材に応じた錦戸は毎回、一つ一つの質問に「なんやろ、なんやろ…」と長考し、だが、真摯に応える。そんなアットホームな雰囲気のなかで、「光栄」という月9初主演の思いを披露した。

 --科捜研の男という役柄について

 「“科捜研の女”(沢口靖子主演のテレビ朝日系ドラマ)しか知らなかった。頭のいい人が集まっているところなんや、そういう人たちだから解明される事件があるんやろな、と。原作漫画を読んで、そこから再放送していたテレ朝のドラマを見るようになりました(笑)」

 --どんなキャラクターなのですか

 「クール。本読みしてもっとクールに感じた。22、3歳くらいなら恥ずかしくないけど、34歳にもなってクールって? ちょっと恥ずかしいのでは? 大人の冷静さを出せれば」

 --ストーリーの魅力を

 「科捜研の裏側を知ることができる。一言では表せない悪と善があると思う。加害者と被害者がいて、加害者にも動機があるわけでそれが完全な悪と呼べるのか。そこでの人間関係が魅力だと思います」

 --専門性の高い用語については

 「台本で分からない言葉は、一回とりあえずググってみる(笑)。口に出したことのない言葉がいっぱいあるので。『関ジャニ∞クロニクル』で指紋採取などができる鑑識セットのおもちゃみたいなものをもらったけど、まったく使っていない(笑)。昔『ジョーカー』で鑑識役をやったとき、鑑識バッグを持ったこともありますけど…」

 --真野はヒーローともいえる存在になっていくでしょうが、錦戸さんにとってのヒーロー像は?

 「一つのことに長けている人。自分にできへんことを早くできる人。最近、丸鶏をさばく機会があってYouTubeを見ていたら、2分でさばく“たくみ”という人を発見して今の僕のヒーロー(笑)。子供の頃はB‘zの稲葉(浩志)さん。めっちゃ、好きでした。ということじゃない? 仮面ライダーとか(の解答)を期待? 僕、ヒーローの定義がグラグラなんでしょうね。さばくシーンは絶対出てこないでしょうけど(笑)」

 --正義感は強い方ですか

 「正義感? 僕自身、ぜんぜんないですね(笑)」

 --メンバーには?

 「『僕、今度月9やるんだな』なんて自分で言わないし。ステージからお客さん絡めて報告はしたけど。見てくれる人は見てくれるでしょう。あっ、村上(信五)君だけは見てくれているので、いつも感想をくれる。今回も村上君さえ見てくれたら(笑)」

 表情を変えないで面白いことを言うので、笑いも倍増という感じだ。撮影現場のオフタイムもそんな雰囲気のなか、初共演となる新木優子、ベテランの船越英一郎らとリアリティーたっぷりの本格的な科捜研サスペンスを作り上げているのだろう。

 原作は元科捜研の古賀慶さんによる「トレース~科捜研法医研究員の追想~」。脚本は相沢友子さん。出演はほかに山崎樹範、矢本悠馬、加藤虎ノ介、遠山俊也、篠井英介、小雪ら。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ