映画「洗骨」を撮った“ゴリ”こと照屋年之監督 「沖縄戦も描きたい」と意欲

 沖縄の離島・粟国島に伝わる風習を題材にした映画「洗骨」が公開中だ。文字通り風葬された死者の遺骨を洗う奇習で、メガホンをとったお笑いコンビ「ガレッジセール」のゴリこと照屋年之監督(46)が独自のユーモアとセンスで感動的な作品に仕上げた。

 粟国島で妻の死のショックから立ち直れない父親(奥田瑛二)のもとへ、4年後に洗骨の儀式のために2人の兄妹(筒井道隆と水崎綾女)が里帰りしてくる。この2人には私生活にそれぞれ問題があって…。

 照屋監督は「洗骨」をテーマにした自作の短編映画「born、bone、墓音。」(2016年)を自ら長編映画にリメークした。本編に「照屋エミに捧ぐ」と献辞が出るように、映画を作るきっかけは亡き母親だった。「母が死んだとき、線香を絶やさないように2日間ずっと一緒にいた。この人がいなかったら自分はいないと思うようになった」。当初から頭にあったという、命をつないでいくことの大切さを伝えるラストカットは必見だ。

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