8つ年上、江波杏子さんから“逆ナン”され…「飛びっきりいい女でした」

 【記者は見た!懲りない男ショーケン伝説】

 ショーケンこと萩原健一さんが68歳の若さで逝ってしまった。ワイルドな個性派スターは歌手として俳優として、強烈な印象を置き土産に昭和~平成を駆け抜けた。最後まで「懲りない男」だった破天荒なショーケンの素顔を番記者が生々しく伝える。

 ショーケンは恐喝未遂事件(懲役1年6月、執行猶予3年)を起こした2004年ごろを境に少し枯れてきたが、4度の結婚、10人を超える女性との色恋沙汰とすさまじい人生を送ってきた。ほかに類を見ないほど「女性問題」で注目を浴びたスターが、女性観について告白した。

 童貞を失ったのは14歳で、相手は隣町の高校の生徒会長。1つ年上だったそうで、場所は屋外。「やり方が分からず、実感はなかった」。次は17歳で、相手は同じ高校の3年生とまたも1つ年上である。「もう、それからは狂ったようにやりまくった」。テンプターズに入ってからはモテモテで、公演の先々で遊んだが「ファンに手をつけたことは一度もない」と、思春期は硬派だったことを強調している。

 原点である女性は昨年10月に死去した江波杏子さん。8つ年上の彼女は映画「女賭博師昇り竜のお銀」シリーズに主演した大映のドル箱女優。モデル出身の彼女の3サイズはB89・W57・H90と日本人ばなれ。そんな美女と10代のショーケンはテンプターズ時代に雑誌の対談で出会っている。

 夢に見た相手もショーケンのファンだ。「帰りのハイヤーで向こうから『私の電話番号は覚えやすいのよ』ときた。逆ナンパされたんだよ」。江波さんの母性本能がうずいたのだろう。しかし交際が始まっても「お銀姉さん」も多忙で「そういう関係になるには時間は結構かかった」という。

 大勢の女性と浮名を流してきたが「付き合った相手はみんな魅力的でいい女だったけど、江波さんは飛びっきりいい女でした」と力説するほど。

 江波さんは男顔負けの酒豪で、いつでも食膳では酒を楽しむ。これまで下戸だったショーケンは「女に負けられない」と左党にヘンシン。17歳、未成年で酒を覚えたショーケンは以降、どんどん酒量が増えて行動が大胆になっていく。

 「飛びっきりいい女」との遭遇は、ショーケンにとって幸運? それとも「女難」だったのか。(フリーライター・中野信行)

 ■萩原健一(はぎわら・けんいち) 1950年7月26日生まれ、埼玉県出身。高校時代にスカウトされてザ・テンプターズの歌手として参加し、67年に「忘れ得ぬ君」でデビュー。72年の映画「約束」から本格的に俳優活動。私生活では4度の結婚に4度の逮捕と奔放な人生を送っている。2019年3月26日、消化管間質腫瘍(GIST)のため死去。68歳。

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