吉本会見詳報(4)「『全員クビ』は身内感覚から出た言葉」

 --社長の言葉で2人にその場で「テープは録っていないだろうな」と聞いたそうですが、どういう意味ですか

 岡本昭彦社長「6月24日、金銭をもらったということまではそこでわかったので、そういう…被害にあわれた方々のお金でもありますし、謹慎ということで、朝の9時くらいから、1回目のフライデーに出た4人と、2回目の7人の計11人に会社に来てもらって、別々の部屋で、謹慎ということと、発表するにあたってのリリースを見てもらうことと、その後のコメントの打ち合わせで、話を進めていた」

 「2回目の7人はスムーズだったが、1回目の4人の方は非常に時間がかかって、各局など関係各所に伝える時間が迫っていたので、彼ら4人がいるミーティングの部屋に僕も参加した。そこにはうちのスタッフと…」

 《リポーターが岡本社長の言葉を遮った》

 --大変申し訳ないけど、「テープは録っていないだろうな」という言葉には、社長のなかにテープが出されて困るという気持ちがあったのではないですか

 「『テープを録っているちゃうの?』というのは僕的には、ミーティングがなかなか進んでいなかったので、その、しゃべりにくいのか、環境が違うのか、なので、そのスタッフ4人に退出してもらって、彼ら(芸人)4人に冗談で言って」

 --冗談だったんですか

 「はい。冗談です、でも全く笑われることもなかったので…」

 --いちばん信頼関係を壊したのは、その言葉だったと思いますが

 「僕としましては、そこに至る経緯が、そもそもの彼ら(芸人たち)の(反社会的勢力から金銭を)もらっていないということから始まって、その後もらっているということになって、でも、その後も金額がなかなか判明しないこと、会社としては全力でやりながらも、どこかでお互いに不信感があるならば、それは良くないと思いながら、そういう冗談といいますか、和ませるといいますか、でもそういうことを…なんと言いますか…」

 --わかりました。ありがとうございました

 《言葉を探し始めた岡本社長を遮って、リポーターが質問を終えた。別の記者の質問が始まった》

 --宮迫さんが嘘をついたことが、騒動を大きくしたのではないか。宮迫さんは何度会社に嘘をついて、どういう嘘をついたのか

 「はい。んー、彼が嘘をついたのは、(金銭を)もらっていないというとこ。それ以降は、彼はどれが嘘でどれがほんまで…僕らも二転三転しているなかで、そのときに色んな気持ちがあるなかで、ここがこう、ここがこうというのは、なかなか難しいというか、明確に何回というのは…」

 --率直に言ったか言わないかで。金銭の授受が発覚した際に『会社としては静観です』と言ったというのは本当か

 「その静観という言葉を使ったかは定かではないというか、その時に藤原(寛副社長)が…」

 --言ったんですか

 藤原寛副社長「覚えていないです。ただ、亮君からマネジャーに連絡があって、どうやらお金受け取っているらしいという話があった。あと宮迫も…宮迫さんの方も、全員集まって話を聞こうということになりました。そのときに亮君が(金銭を)受け取ったという話になった。一方、宮迫さんは、『記憶が定かではないけど、受け取ったかも』とのことだった」

 「今まで、聞いていたのと全く違う答えだったので、正直信じられないというか、びっくりする状況になっていました。この件が最初に発覚したときに、関係者の皆さんにご報告したのと違うことになったので、どうしようと。でも、しっかり確認作業しないと、ちゃんと対応しないとということは思いました。静観というと、全く動かない感じになると思うので、静観という言葉は使っていないと思います。ただ、確認作業をしっかりしないととは思いました」

 --会見したいという(田村さんの)ことに対して、全員クビにすると言ったのは事実か

 岡本社長「えっと…(『全員連帯責任でクビにする。オレにはクビにする力がある』などと言ったという話について)力があるということはそういうことは言わない…普段からもないと思う。ただ『クビにするぞ』といった経緯については、24日のミーティングの膠着(こうちゃく)しているところに入って、約10分くらい聞いていた。亮君は『会見とか金額を言いたい』、宮迫は『それはちょっと』とか言っていた」

 「それぞれがそれぞれのことをずっと話をしていて、なんか本当に大事なことというか、反社会的勢力の方からお金を取られた被害者の方がおられるということが、そのやりとりを見ていると感じられなかったので、それで芸人たちだけ残ってもらって、僕のダメなとこなんですけど、『テープ録っているんちゃうんか』と冗談を言って、『自分らいい加減にしようよ』と」

 「彼らの不安な気持ちもわかるけど、あまりにも被害者への方への思いが伝わってこなかったので、なんか身内というか家族というか…『ええ加減にせえ』というか、個人がバラバラで言うのやったら勝手にせえ…それなら全員クビや、と言った。僕としては、身内感覚な思いから出た言葉だったけど、相手はそういうふうに捉えていなかったようだ」

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