吉本会見詳報(5)イベントのスポンサーは反社会的勢力「事実ではない」

 《岡本昭彦社長自身が、宮迫博之さんや田村亮さんに、社長の立場から、クビなどの言葉を出して威圧した点の質問が相次いだ》

 --圧力をかけたということではないのか

 岡本社長「僕自身は全くそういうつもりはない。(ギャラを受け取った芸人らが)被害者のことを全く思っていないとかではなかったと思うが、(ギャラを)もらったということはものすごく駄目なこと。そのときは調査の過程だったので、(もらったギャラの)金額(の詳細)などが見えていない中では、会見したいなど(という話)はないと思っていたので、そういうやり取りが悲しいというか情けないというか。父親が息子に、『お前勘当や』というつもりというか、『ええかげんにせい』という感じ。結果、相手に伝わっていないということは、僕が思う距離感と彼らの思う距離感にギャップがあったということで、反省しなくてはならない」

 --被害者への思いがある中で、本人たちが謝罪したいというのにさせない理由が今ひとつ分からない

 「今思うとそうだったかもしれない、そうだったんだと思う。ああいう(宮迫さんと亮さんが会見をするという)形にさせてしまったので。ただ、その当時の状況で言うと、(ギャラを)もらっていない(と宮迫さんらが証言した)というところから始まっているので。それが、ある段階でもらっているということになった。もちろん彼らの気持ちは分かりながらも、個人の思いを受け止めるにはあまりにも僕らとしては余裕がなかった。結果的にそこに踏み込めず、(亮さんらの)思いに寄り添いきれなかった。反省しなければいけない。結果的に申し訳ないことをしてしまった」

 《さらに、宮迫さんらが“暴露”した内容についての質問が続いた》

 --会社主導で会見をするにあたり、在京テレビ5社、在阪テレビ5社が株主だからと発言したのは事実か

 法務担当者「私が同席していた。7月12日の面談。先方の弁護士と宮迫さん、亮さん。こちらの顧問弁護士と私がいた。会見を生中継したいという申し出があったので、どういう時間帯にするのか(テレビ局に)配慮しなくてはいけないということを、弊社の顧問弁護士から、先方の弁護士に伝えたというのが事実だ」

 《質問は、入江慎也さんが主催したパーティーが、もともと吉本興業のイベントのスポンサーだったとした宮迫さんらの会見での話に移った。吉本興業と反社会的勢力がつながっていたのではないかとする、大きな疑問点だ》

 --宮迫さんの会見で、入江さんの主催イベントが、もともと吉本のイベントのスポンサーをしていたところでやったということだが、このスポンサーがついていたのは事実か

 「その話については事実ではない。読み上げる。当該イベントは吉本興業の制作ではなく、都内のイベント会社が主催した。その会社の依頼を受けてタレントを派遣した。いろんなタレントが出演するイベントだったが、そのイベントのスポンサーのひとつが特殊詐欺グループのフロント企業だった。(タレント派遣にあたり)当該イベントを主催したイベント会社が反社会的勢力でないことは確認していたが、その先まではチェックしていなかった。そのことが甘かったのも事実で、その先の先までチェックしきれていなかったことは非常に反省しなければいけない」

 --今回、問題の“直営業”というものに関して、そのタレントのほか吉本興業の社員も同席していたのか

 「していない」=(6)に続く

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