堂本光一「ジャニーさんはずっと自分の中に」 恩師に捧げた1701回目の『SHOCK』

 KinKi Kidsの堂本光一(40)が11日、主演ミュージカル「Endless SHOCK」の大阪公演を梅田芸術劇場でスタートさせた。2000年の初演から通算1701回目の上演で、今年7月にジャニーズ事務所社長、ジャニー喜多川さん(享年87)が亡くなってから初めてのステージ。光一は「ジャニーさんはずっと自分の中にいる」と新たな一歩を踏み出した。

 天国の恩師に届けと、いままで飛んできた幾多のフライングよりも美しく、光一が宙に舞った。

 開幕と同時にステージ上の幕に「Johnny H.Kitagawa」の文字が映し出される。希代のプロデューサーの功績をたたえ、薄い幕の奥に並んだ光一らキャスト陣は、観客とともに大拍手を送った。

 20年目を迎えた「SHOCK」は、今年3月の東京公演千秋楽で通算上演1700回に到達。同一演目の単独主演回数は09年に森光子さんが「放浪記」で達成した2017回に次ぐ記録で、光一と作・構成・演出を務めてきたジャニーさんが二人三脚で育てた名作だ。

 今月4日に東京ドームでジャニーさんのお別れの会が開催。この日、本番前に会見した光一は「ジャニーさんが亡くなったときは、悲しい気持ちじゃなくて不思議な感覚。よく『心の中で生きている』というが、本当にあるんだなと感じた」としみじみ明かした。

 2005年から「SHOCK」の演出を任されたが、「ジャニーさんは常にほめない人。いつも『YOU、最悪だよ』と言われていた」と回想。光一が作曲した「夜の海」を劇中歌に決めたときは恩師の反対を押し切ったと懐かしみ、「ジャニーさんは『勝手にやればいいじゃない』と怒って稽古場を出て行った。あの後ろ姿は忘れられない」と目を細めた。

 今年からオーケストラの生演奏を取り入れるなど作品は進化中。それでも「ジャニーさんの演出は超えられない。もし超えたと思うときが来たら、やっと亡くなったと感じられるのかな…。でも、それは一生来ないでしょう」とほほえむ。

 10月5日の千秋楽で通算上演回数は1731回に達する。今後について「やれる限り続けたい。ジャニーさんの名を汚してはいけないという思いは、これからも変わらない」と宣言。初日のカーテンコールで「ジャニーさんは、きっと天国で見てくれている」と観客に語ったように、その視線の先には常に恩師の背中が見えている。

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