「夫の様子がおかしい」ワンマン理事長の大胆すぎる“公私混同” 13億円不正流用のカラクリ

【衝撃事件の核心】

 特別養護老人ホームなどを運営する大阪府摂津市の社会福祉法人で5月、前理事長の男性(70)が約13億4千万円を不正流用していたことが明らかになった。法人や摂津市によると、金融機関から約11億7千万円を無断で借り入れて簿外で管理し、1億円以上を飲食代や古美術品の購入に流用。7億円余りは自ら設立した病院などの運営資金につぎ込んでいた。

 ワンマンといわれた前理事長は法人側に「わが法人の将来のために水面下で借金を重ねた」と説明したが、金の流れをみると、度を超した〝公私混同ぶり〟が浮かぶ。政治資金の公私混同問題で自ら辞職した前東京都知事の舛添要一氏が「せこい」なら、こちらはまさに「大胆不敵」だった。

 妻のSOSで不正発覚

 「夫が夜、眠れないと言っている。様子がおかしいんです」

 1月中旬、前理事長(当時は現職)の妻からあわてた声で法人側に電話があった。すぐさま法人幹部が聞き取りをしたところ、前理事長は「実は内密にしていた負債がある。勝手に金を借りていたが、返せなくなった」と打ち明けた。

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