「あの男だ!」一瞬の防犯カメラ映像から犯人割った 連続窃盗犯追いつめた刑事の目、執念

【衝撃事件の核心】

 約3年にわたり滋賀県内で民家に侵入し、現金を盗んでいた連続窃盗犯の男が県警に逮捕された。裏付けられた犯行は44件、被害総額は約845万円に上るが、男は「100件ほどやった」と供述。犯行現場の滋賀へは大阪府内の「ねぐら」から電車で“通勤”。住民が寝静まるのを待って無施錠の窓などから侵入し、金を盗んだ後は机の引き出しを元に戻すなど痕跡を残さない“鮮やかな手口”から、被害に気付いてないケースも多いとみられる。そんなプロによる窃盗事件。難航する捜査で突破口となったのは、ある捜査員の記憶だった。

 ■鮮やかな手口

 滋賀県警守山署が守山市内の民家に侵入し現金を盗んだとして、住居侵入と窃盗の疑いで住所不定、無職の男(26)を逮捕したのが今年3月。その後の調べで、男が同市や草津市、大津市など県内の民家で同様の犯行を繰り返していたことが判明した。

 県警によると、3市では平成25年ごろから、住民が寝静まった夜間を狙って民家に侵入し現金などを盗む「忍び込み」による被害が多発するようになった。1度に90万円近くや、20万~30万円を盗まれたケースもあった。

 警察関係者の間では、忍び込みを縮めて「のび」と呼ばれる手口。無施錠の窓や玄関を探して侵入し、机の引き出しなどから現金を盗み出す。盗んだ後は犯行が発覚しないよう、引き出しを元の状態にきれいに戻す。このため今回確認された44件以外に、被害に気付いてない家もあるとみられている。

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