サンバ祭りに火炎瓶を投げた男、妻を亡くしてから攻撃的に 自宅にはボウガンやドローンが…

【衝撃事件の核心】

 夏祭りのサンバカーニバルを楽しむ人々の群れに突然、近くの建物から火炎瓶が投げ込まれた。1歳の女児を含む計15人がやけどを負うなど負傷。警視庁は殺人未遂事件として捜査しているが、火炎瓶を投げ込んだとみられる無職の男(68)は、消防隊が駆けつける前に首をつって死亡した。生前、周囲に「サンバがうるさい」と漏らしていた男。火炎瓶を群衆に投げ込むまでに募らせた男の苦悩は何だったのか。

 ■燃え上がる炎 夏祭りが地獄絵図に

 ふっと視界の上から黒いものが投げつけられる。

 「え?」

 「なになになになに」

 何かが割れる音に続き、路上に立ち上がる2メートルの火柱。

 「キャー!」

 7日午後7時35分ごろ、東京都杉並区久我山の商店街。にぎやかな夏祭りのサンバカーニバルは、投げ込まれた火炎瓶によって一瞬で地獄絵図と化した。近隣住民が撮影した動画には、炎に巻かれて逃げる人々が写っている。

 出店を開いていた男性(30)は「最初、炎はサンバの演出かと思っていたが、膝下が焼けただれた人たちが逃げてきて、『なんだこれは! なんだこれは!』と思った」と興奮した様子で話した。

 駆けつけた消防隊により路上の炎は消火されたが、火炎瓶を投げたとみられる建物からも出火。施錠されていたため、消防隊が扉を切って突入したが、住んでいた男はすでに首をつっていた。

 警察が捜索したところ、室内からは、油が入った瓶が10本以上見つかったほか、小型無人機「ドローン」やボウガンなどが発見された。

 ■「サンバがうるさい」これまでにも苦情

 首をつった男は、以前から周囲に「サンバがうるさい」と漏らしていたという。両親の代から酒屋を営んでいたが、現在は店じまいをして無職。資産家で不動産を複数所有していたとされるが、2年前に妻を亡くしてから、1人で店の上階に住んでいた。

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