往生際ワルッ…逃走3週間、ラブホで身柄確保の「公僕」 病院舞台に錬金術の全容

【衝撃事件の核心】

 コソコソと3週間も逃げ隠れを続けた男に「公僕」としての矜持(きょうじ)を感じることはできなかった。大阪府東大阪市立総合病院の職員だった男が9月、大阪府警に詐欺の疑いで逮捕された。医療事故で患者が死亡したと装い、患者側に支払う架空の診療費の還付金約90万円をだまし取ったとする容疑。10年以上病院に勤めていた男は、患者側に医療費を払い戻す還付金制度などを悪用していたという。今年4月に別の部署に異動後もたびたび病院を訪れ、同様に詐取していた疑いもあり、被害額は約1億5千万円に膨らむ可能性がある。ただ、男は疑惑が表面化した後、逮捕まで約3週間にわたって行方をくらませ、ラブホテルで身柄を確保された。往生際の悪過ぎる男に「反省の日」は訪れるのか。

 親族に金無心、府内転々

 「写真と似た男がいる」

 9月13日夜、あらかじめ手配写真を渡していた東大阪市内のラブホテルから大阪府警に通報が入った。府警河内署員数人がすぐさまホテルに急行。室内に普段着姿で一人でいた男は観念したのか、取り乱す様子もなく素直に同署への任意同行に応じた。府警は同日午後9時ごろ、詐欺容疑で東大阪市職員の繁田敬治容疑者(58)を逮捕した。

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