「俺についてこい」タイプの“クソ真面目職員”がハマったワイロの罠

【衝撃事件の核心】

 兵庫県姫路市発注の道路整備工事の入札をめぐり、非公開の情報を漏らした見返りに土木工事会社社長から現金約30万円を受け取ったとして、同市職員が9月、収賄容疑で逮捕された。「工事の価格を教えて」「分かりました」。業者と自治体職員のそんな前時代的なやり取りが、いまだにまかり通っていたというから驚きだ。

 賄賂の一部をパチンコに使い、「知らないうちに全額なくなっていた」と供述しているという職員の規範意識のなさにはあきれるが、周囲からは意外に“クソ真面目”という評判も聞こえてくる。業者との癒着期間は約10年。職員が担当した過去の入札でも疑惑が取り沙汰されており、県警が実態を調べている。

 異動・昇任を狙い撃ち?

 「単価が分からない資材がある。工事の価格を教えてくれないか」

 兵庫県警によると、収賄容疑で逮捕された姫路市道路整備改善課長、堀本匡宏(まさひろ)容疑者(56)=同県たつの市=に、贈賄容疑で逮捕された土木工事会社「大成組」社長、竹内俊明容疑者(61)=同県姫路市=から、こんな電話がかかってきたのは昨年7月中旬のことだった。

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