【衝撃事件の核心】女優交際発覚の猪瀬氏が都知事を辞職することになった徳洲会事件 勝者は誰だったのか…

 医療法人徳洲会グループをめぐる一連の事件は、業務上横領罪に問われた元事務総長、能宗(のうそう)克行被告(60)に12日、有罪判決が下され、平成25年9月の東京地検特捜部による強制捜査から約3年を経て一定の区切りを迎えた。日本最大級の医療法人が組織ぐるみで違法な選挙運動を行っていた実態を解明し、組織の中枢にまで捜査のメスを入れた点でも画期的な捜査とされた。捜査の過程では最近、女優で画家の蜷川有紀さん(56)との交際が話題の猪瀬直樹元東京都知事(69)への資金提供問題も発覚し、社会に大きな衝撃を与えた「徳洲会事件」。終わってみれば、誰を“勝者”と呼べるのだろうか。

 ■発端は“内紛”

 事件の発端はグループ内の“内紛”だった。能宗被告は16年、創業者でグループトップの徳田虎雄氏(78)に次ぐナンバー2の事務総長に就任し、グループの政治活動などに従事してきた。

 しかし、徳田氏は難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症し、指導力が低下。そうした中で22年ごろ、政治活動資金の処理をめぐり、能宗被告は虎雄氏の親族らと対立。親族側から不透明な金銭処理を追及され、24年に事務総長を解任された。さらに翌年には懲戒解雇となった。一方、能宗氏は親族側に対抗するため、東京地検特捜部に全面的に協力し、グループ内の違法選挙運動の情報を提供したとされている。

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