移籍頻発、怪文書も…分裂山口組「静かなにらみ合い」で2度目の年越し

【衝撃事件の核心】

 国内最大の指定暴力団山口組(神戸市、篠田建市=通称・司忍=6代目組長)が平成27年8月27日に分裂、離脱グループが神戸山口組(兵庫県淡路市、井上邦雄組長=28年4月に指定暴力団)を結成してから、2度目の年越しを迎えた。当初は事務所への発砲など対立抗争とみられる事件が続発したが、今年秋以降は静かなにらみ合い状態となっている。しかし、突発的なトラブルから大規模な対立抗争事件が引き起こされることもあり、警察当局は警戒を続けている。

 ケンカよりシノギ

 「昨年の今頃は外出する際には防弾チョッキ着用が当然だし、雰囲気がピリピリしていた。上からは『夜は無用に飲みに出歩くな』と指示があったが、昨年と比べると今年の緊張感はさほどではない」。指定暴力団幹部は、最近の厭戦気味の状況について打ち明ける。

 別の幹部は「ケンカよりシノギ(資金獲得活動)の方が大切だ。今時、ケンカを始めたら、警察が目の色変えてすっ飛んでくる。みんな逮捕されてしまう。何も得することがない」と話す。

 27年8月に山口組が分裂して以降、対立する事務所への拳銃の発砲や車両の突入、コンクリート片や火炎瓶の投げ込みなどの事件が頻発した。警察当局は対立抗争の激化を警戒、28年3月7日に「対立抗争状態にある」と認定した。

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