「あなたは性病です」…詐欺クリニック院長がつけ込んだ患者の「羞恥心」

【衝撃事件の核心】

 「下半身」の病気となれば誰でも隠したいもの。家族や友人に相談すると“風当たり”を覚悟しなくてはならず、公言には勇気が必要だ。そんな世の男性の羞恥心(しゅうちしん)につけこみ、問題がないにもかかわらず「性病」と嘘の診断で薬代をだまし取っていたクリニックの院長が逮捕された。院長は「数千人診察した」と証言しており、被害は拡大する可能性もある。医療の専門知識を悪用した院長の錬金術とは-。

 ■心当たりのない「クラミジア感染」

 東京都新宿区の繁華街の一角にある雑居ビルの9階。事件の舞台となった「新宿セントラルクリニック」は、ワンフロアすべてに入居している。

 陰部の腫れが気になった東京都国分寺市に住む会社役員の60代男性が、クリニック近くの駅にあった広告を見て訪れたのは、残暑もまだ厳しい平成24年9月のことだ。

 院長に血液検査を勧められた男性は言う通りに検査を受けた。後日、結果を待つ男性に院長は「陽性だったので、クラミジアなどに感染している」と告げた。

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