ガールズバー 少女補導の現場…冷たい夜の雨、ミニスカート、厚化粧

 「焦ったら負けや」。2月のある週末の夜、大阪市都島区のJR京橋駅近くに停車した車中で、府警少年課のベテラン捜査員が絞り出すようにつぶやいた。

 取材で未成年者の深夜補導に同行したときの一幕。府警に「ガールズバーが少女を雇い、深夜に違法な客引きや接客をさせている」との情報が寄せられ、入念に作戦を練った上で補導に向かったのだ。

 比較的早い時間に少女らの客引きが始まると予想していたそうだが、いくつかの「誤算」があり、長期戦を強いられた。意気揚々と街に繰り出すサラリーマンらの姿を横目に、同僚と連絡を取りながらじっとしている捜査員らには頭が下がる思いがした。

 最初の誤算は悪天候だった。冷たい雨がぱらつくと、ミニスカートなど露出の多い服装の少女らは屋内に入ってしまった。間もなく雨はやんだが、またしても誤算があった。他部署の捜査員が別の事案で同じ地区に立ち入ったとの情報が風俗店関係者の間で出回ったらしく、少女らの姿は見えなくなってしまった。

 待機すること数時間。ようやくその時が来た。私服姿の捜査員らの後についていくと、幼さを隠すためか不自然に厚化粧の少女らが繁華街の入り口でガールズバーの客引きをしていた。

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