和歌山小5殺害公判 24歳男に懲役25年求刑、検察側

 和歌山県紀の川市で平成27年2月、市立名手小5年の森田都史君=当時(11)=を刺殺したとして、殺人などの罪に問われた中村桜洲被告(24)に対する裁判員裁判の論告求刑公判が21日、和歌山地裁(浅見健次郎裁判長)で開かれ、検察側は懲役25年を求刑した。

 公判は量刑が主な争点。被告が事件当時に心神耗弱状態だったこと自体は検察、弁護側双方に争いがない。検察側は「何ら落ち度のない被害者の生命が奪われた。妄想の影響が一定程度認められても、重い非難を加えることは十分に可能だ」と主張していた。

 森田君の父親(69)も被害者参加制度に基づき、代理人の弁護士を通じて意見を陳述。

 弁護側は「妄想による影響が背景にあり、被告に全責任を問うことはできない」としていた。

 起訴状によると、被告は27年2月5日、自宅近くの空き地で森田君の胸を刃物で突き刺すなどして殺害したとしている。

 被告は初公判以降、起訴内容に対する認否が何度も変遷。近所に住み、屋外でも遊んでいた森田君に関しては被告人質問で「うるさく、迷惑だから刺した」などと話していた。

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