「偽りの身分とカネ」欲しくて笑顔のプチ同窓会 西成・准看護師殺害事件の真相

【衝撃事件の核心】

 約10年ぶりに集まった小中学校の同級生との飲み会。旧交を温めるはずの会話の一つ一つが、実は殺害計画に結びついていた-。

 平成26年、大阪市西成区の准看護師、岡田里香さん=当時(29)=の遺体が東京都内のトランクルームで見つかった事件。強盗殺人罪などで起訴された元同級生の日系ブラジル人、オーイシ・ケティ・ユリ被告(32)は、発生から約3年を経て「身分と金を奪うために何回もナイフで刺した」と供述し、事件の真相を打ち明けた。

 不法残留の状態ながら「中国に行きたい」と考え、友人名義の旅券を偽造しようとフェイスブックで同級生の情報を収集。旅券がなく、一人暮らしの岡田さんに狙いを定めたという。飲み会で見せた笑顔の裏には、氷のような殺意が潜んでいた。

 「人形」とされた遺体

 岡田さんが西成区内の自宅マンションで殺害されたのは26年3月22日午前。遺体は同月25日、オーイシ被告が当時住んでいた東京都八王子市内のマンションに宅配便で「人形」として届けられた。その後、業者によって近くのトランクルームに移送。2カ月後の同年5月21日に遺体は見つかったが、約50カ所の刺し傷や切り傷があった。

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