森友系列保育園、改善命令へ 事業停止も視野に 転園希望調整検討

 学校法人「森友学園」(大阪市淀川区)系列の社会福祉法人が運営する「高等森友学園保育園」(同区)が配置基準を満たす人数の保育士を確保できていない問題で、大阪市は20日、園に対し改善命令を出す方針を固めた。

 園側は運営継続を希望しているが、市は保育士の具体的な確保策が伴っていないため、継続は困難とみている。市は25日に保護者向け説明会を開き、転園希望者は優先的に受け入れ先を調整することを検討する。

 保育園は籠(かご)池(いけ)泰典氏が代表の社福法人が運営し、妻の諄(じゅん)子(こ)氏が園長を務めている。市によると、0~5歳の幼児45人が在籍。市の基準では6人以上の保育士が必要だが、園から「4人しか確保できない」と連絡があり、市が緊急措置として5日から保育士資格を持つ職員を派遣している。

 市は園に保育士の確保策や運営継続の可否を20日までに報告するよう指示。市によると、20日夕に諄子氏と代理人弁護士らが市役所を訪れ、担当職員と面談。園側は運営継続の意向を示し、引き続き保育士確保に努めるなどと説明した。ただ、具体策の言及はなかったという。

 市は21日に改善勧告を発出することを伝えた。約1週間待っても改善されなければ、改善命令を出し、審議会の意見を聞いた上で認定取り消しに相当する事業停止命令を出す方針。

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